GIFT

□ヴァリアー離婚事件!
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「……てめぇら何やってんだ?」

「「あっパパン!」」

そんなこんなで膝の取り合いをしているうちに、『パパン』ことザンザスが談話室に入ってきた。

「ねーパパンずるいよ!パパンは膝枕してもらうんでしょー?」
「僕も膝枕してほしいよ」
「な゙!!ひ膝枕なんてし、してやってないぞぉ!」
「「「うそつき」」」
「ゔお!ボスまで!!」

暗殺部隊だということを忘れれば、なんとも微笑ましい光景である。


次のザンザスの心ない言葉が放たれるまでは。



「だいたいお前ら、こんなカスのやわらかくもねえ貧相な膝のどこが欲しいんだ?」


「「Σパパン!!!」」


弁解をすると、ザンザスにはこれっぽっちの悪気もなかった。
むしろ子供二人に膝を取られたくなかったからこその悪口であった。

しかし彼は忘れていたのだ。
スクアーロが、自分は女のように豊満でやわらかくもなく、男としても貧相な体つきをしていることを実は気にしているということを。



「………」
「……ママン?」

「実家に帰らせて頂きます」



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