NOVEL

□結局のところ
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「あの人、どお?」


綱吉はいつものように問いかけてみた。
さて、どんな返事が返ってくるか。もはや一種の楽しみになっている。




ドンボンゴレを継いで驚いたのは、ザンザス宛の見合いの申し出の多さだ。世間的には9代目の唯一の嫡子とされているから、当たり前といえば当たり前なのかもしれない。
同封されている見合い写真を片手に、もう歳なんだから結婚なんてどう?なんて言ってみたら、ガキの癖に生意気だと殴られそうになった(さすがにルッスーリアが止めてくれた)
スクアーロが、複雑そうな顔をしていた。


まあ、ドンボンゴレとしてはザンザスにはもっと丸くなってもらいたいわけで、とりあえず俺の好み(京子ちゃんみたいなすごく女の子ってかんじな!)で1人選んで会わせてみると、

「背が低い」

だそうだ。

なんだか基準がよくわからない。

そんなわけで、俺は幾度もリベンジを繰り返すことになった。
背の高い人を連れていけば髪が短いと言われ、髪の長い人を連れていけば顔が丸いと言われ、顔がシャープな人を連れていけば目が丸いと言われ、目が切れ長の人を連れていけば活気がないと言われ、元気な人を連れていけば上品すぎると言われ。



そして今回。


「で、どうだった?」

完璧だった。
今までの条件をすべていいかんじに持ち合わせた女性を俺は紹介したのだ。
またか、とザンザスは眉を潜めた。
ねえ、と催促すると、だるそうに彼は口を開いた。


「スクアーロじゃねえ」



廊下からすごい轟音が聞こえた。




(やっぱりねー)


***

ちょっと遊んでみたツナさん。
突発的すぎてすいません(´ω`)

もうちょっと練ればよかったかな?

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