NOVEL

□Argento
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筋肉が収縮して、体がうまく動かない


ずいぶんと眠っていたような気分だ(実際そうだったのだが)

それでも俺の脳を支配し続けているのは“銀色”



「よぉ、ずいぶん待たせてくれたじゃねえかぁ、ボスさんよぉ?」


そしてこの、まるで昨日まで会っていたかのように話す男は、やはり“銀”

一層光を強くした髪、そのギラギラと光らせた瞳が、言わずとも時の流れを感じさせた




「おかえり」



しかしそのニヤリと歪ませた顔は昔と一寸の変わりもなく



思わず俺も、ニヤリとした




      END

(ただいま、俺の銀色)





古典のときに急に閃いたおかしな激短い文。

泣いてる鮫さんもいいが、ボスは帰ってくると信じて疑わず、帰ってきたときかなり普通な態度のある意味狂った鮫、そして「あの続きだ」とかいって指輪戦をもくろみながらにやりと笑い合う二人も良いのではないかと。(ん?

原作の鮫さんはきっとこっち寄りだと思う。



argento=銀

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