NOVEL
□蝶とワルツを
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(あ…やべぇ…)
バカだ、オレ
ボスに手振っちまったぁ…
ボスまだ横目でこっち見てるし…
「あ…?」
次の部屋の説明に移ったのか、その一行は窓の前から見えなくなった。
それより、今…
(ボス、手、振らなかったかぁ?)
大きな窓の下の枠からひらひらと見え隠れした肌色。
あれはたしかに…
「ははっ!」
ボスが手を振ってくれた
バカじゃねえの?
それだけで、世界はこんなにも眩しい
咲き乱れた花の上に寝転がったら、こりずにちょうちょが飛んできた。
蝶とワルツを
END
鮫がちと寂しかったお話。
あえて蝶々でなくちょうちょな鮫さんがポイントです(まじでか)
もっと良い話になるはずだったのですが…orz
タイトルはLU/SHの商品名から。