朧
□朱い鷹
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寒い
僕は、死ぬのだろうか
寒い、寒い、寒い
さむい
No.9 朱い鷹
しとしとしと
「う゛――――――――」
「う゛ぁ――――――――」
うなってる、うなってる
ここ一週間、雨が続いている
姫と佐助が暇を持て余しているのだ
あ、そうだ
「アイス買いに行こう」
「「あいす?」」
「甘くて、冷たいお菓子だ。買って来るから留守番してくれるか?」
「姫、一緒にいたい!!」
「俺も・・・・」
「近場にないからな。今回は留守番してくれ」
傘がないため、二人に留守番を頼んだ
何とか二人を言いくるめ、買い物に出た
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