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□願い事はなんですか?
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『願い事はなんですか?』






 天を貫いていた、一条の光の柱が消えた。




はぁ、はぁっ・・・



暗い水の底


 華の檻の中で一人の美しい少女が荒い息を吐く。

荒い呼吸を整えながら、それでも少女はこれで自分の願いは叶うと安心する。


「ルルーシュ姫・・・。」


ポゥッ


 そこに光の玉が現れ、精悍な顔つきをした一人の男の姿が映し出された。


「魔法騎士(マジックナイト)を呼び出したな?」

「この世界を護る為だっ!

・・・・藤堂、もう止めよう?このままじゃっ」

「マジックナイトは現れない。

ルル・・・、君はそこで待っていればいい。」


消え去ろうとする藤堂と呼んだ男に、ルルーシュは縋るように手を伸ばす。


「藤どっ」

「君の願いは叶わない。・・・・・叶わせない。」


そう言った藤堂の表情には苦悩の色が色濃く滲み出ていた。
そしてルルーシュを愛おしそうに、悲しそうに見遣り今度こそ消え去る。


後に残ったのは、涙するルルーシュだけであった。





―どんなに悲しませようが、君のその願いだけは受け入れない。

他の願いなら何でも叶えよう・・・でも、


「絶対阻止してみせる。


例え世界が滅びようと、君がいなくては意味が無いんだ。

君を犠牲にしなければ存在出来ない世界など、滅びてしまえばいいっ。」





愛している、ルルーシュ。


その為なら全てを否定してみせよう。













あとがき


※同盟に入ってたくせに、これが初の藤ルル
※藤ルルだと言い張ってみる
※レイアースパロのにょたルル


以上の点にお気をつけください。

・・・遅いって。


全然ちがうじゃん!!
なんて、きーきーまーせーん〜。

パロにもなってないなんて、気のせいですよ?


’08.09/17
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