女体化部屋

□武田道場天孤仮面VS真田源二郎幸村
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「ようこそ、我が道場へ………。」
ぺこり、とお辞儀をして指先をビシィッと幸村に突き立ててやる気満々だ、と思いきやいきなり脱力して、
「これは……恥ずかしいよ………。」
一人言葉を呟く。
心の中で幸村は(佐璃……破廉恥であるぞ…………。)などと、どこら辺が破廉恥かは分からないが呟いた。
しかし、彼女が恥ずかしがっているため、ここはあえて分からない振りをしておこうと思い知らんぷりをした。
「何者でごさるか!!」
そう言うと彼女はクスリ、と笑みを漏らした。
仮面をかち割りたい衝動をなんとか抑え込み、気づかれていることに気付いていない彼女を可愛く思った。
忍びが騙されてどうするというツッコミはあえて置いておこう。
「え〜と…………私は猿飛佐璃の友人です。」
「おぉ、いつも佐璃が世話になっている。」
「そこで…………ひとつ頼みがあるんですが……。」
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