BLEACH

□ナイトメア
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※虚圏編終了後(?)で一護が虚圏側でなんかメンタル弱めです










「…っ!!」


勢いよく眠りから覚めた一護は、少しの間ハァハァと荒い息を繰り返した。


そして若干落ち着くと、ガバリと立ち上がって部屋を出て廊下を走り、目的の部屋に飛び込んだ。


「惣右介!!」


「おや、一護。どうしたんだい?」


いまだ起きていた藍染は、いきなり飛び込んできて抱きついてきた一護に驚きながらもそう優しく聞いた。


「…夢を、見たんだ」


「夢?」


「ああ…嫌な、夢」


「聞かせてくれるかい?」


頷いて一護は、先ほどの悪夢を話し出した。










◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆










そこはさ、空座町なんだ


惣右介と死神たちが敵対しててさ


――ああ、そこは同じだけどさ


そこにさ、飛び込んで行くんだ


……俺が、黒い死覇装着てさ


俺、惣右介の敵になってんだよ


そんでなぜか親父も死神でさ


俺がギンと戦って親父が惣右介と戦ってさ


そのうち他にも来るんだけど、みんなやられてさ


最終的に俺と惣右介だけになってさ


…………俺が、惣右介を…










◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆










一護がそこまで話すと、藍染はギュッと一護を抱きしめた。


「もう言わなくていい。大丈夫、ただの夢だ」


「ああ、分かってるけど…。あまりにリアルだったからさ…」


「大丈夫。私が一護と敵対することなどあり得ないのだから」


「そう、だよな。……なあ、今日はここで寝てもいいか?」


「もちろんだよ」


すると一護は嬉しそうに笑って藍染のベッドの中にもぐりこんだ。


そして隣に入ってきた藍染の体温にホッとしたのか、じきに寝息が聞こえてきた。


藍染は、そんな自分にすがりついて眠る一護を微笑ましそうに笑みながら眺めていた。




<fin.>







あとがき

けっこう前なんですが、友人に原作の展開聞いて一気に書き上げた――――ような気がします←

や、だって最後のあとがき、って文字まで書いてなぜか放置してあったんですもん←

たぶんそこまで書いて時間的にアウトになって後であとがき書こうと思って忘れてたパターンですねごめんなさい

とりあえず一護はこんなにメンタル弱くないと思います

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