BLEACH
□お薬パニック
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「くっろさっきさーん、コレ飲んでください」
そう言って出されたのは、なんとも言えない色をした飲み物だった。
ためしににおいを嗅いでみたが、まったく何のにおいもしなかった。
「…………何だよ、コレ」
「疲労回復のお薬です。アタシ自ら調合しました」
「浦原さんが…?」
「えぇ。さっ、グイッといっちゃってください」
正直、進んで飲みたいとは思えなかったが、疲労回復のために作ったのだから失敗していてもそうひどいことにはならないだろう。
何より目の前でコップを持ってにこやかに笑っている男から逃れる術を、一護は持っていなかった。
そして一気に飲み干した液体は、まったくの無味だった。
「? …… ―ドクンッ― ……っ!?」
「黒崎さん?」
飲んだ直後は何もなかったが、すぐに体が熱くなって一護はコップを取り落としてしまった。
その間にも心臓はドクンドクンと大きく脈打ち、こころなしか服が大きくなっていくような気がする。
本人にはよく分かっていなかったが、端から見ていた浦原はその異変をはっきりと見ていた。
一護の体が縮んでいたのだ。
そのスピードはとても速く、数十秒後に止まったときには一護は赤ん坊の姿になっていた。
(えっ、ちょ、コレどうなってっていうかどうすればいいんスか!?)(あーうー)(痛っ!痛たっ!黒崎さんもしかして意識はそのまま、とか…?)(だー!!)
<fin?>
あとがき
尻切れトンボすみませんι
戦うセバスチャン読んでたら思いついたんですが、これ以上続いたら収拾がつかなくなるような気がして…(私の力不足的な意味で←
でも要望があれば続きがんばります