BLEACH
□突風・変態注意報
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※一護女体化です、一応(いや、別に女装してるって思ってもらっても平気かも←)
※更木が変態です
※学パロです
以上平気な方はどうぞ
更木剣八、それはその名を聞けば誰もが震え上がるという県立死神高等学校の番長の名である。
ある春の日、そんな彼が桜並木の下を歩いていると、前の方を歩いているセーラー服が目に入ってきた。
それは近くのお嬢様学校の制服で、まだ新しいそれは、彼女らが新入生だということを示している。
黒髪のショートと、オレンジの長髪の2人の3人は更木には気づいていないようで楽しそうに話している。
それを何とはなしに見ていたとき、急に突風が吹いた。
「きゃあっ!」
帽子を押さえながら前から聞こえてきたその声につられて見た更木の目に映ったのは、風によって大きくまくれ上がったスカートと、白い素足と、同じく真っ白な布、もといパンティ。
「もぉー、何今の風ぇ」
「ホントだよ。一護、大丈夫?」
「う、うん、大丈夫だよ」
風もおさまり前からはそんな会話が聞こえてくる。
更木は、立ち止まりポツリと呟いた。
「惚れた…」
その瞬間、鼻から血が一筋ツーッと流れた。
更木はそのままドスドスと3人の前に立ちはだかった。
「えっ、死神高の更木!?」
「な、何か用なのかな?」
「そこのお前!」
真ん中のオレンジの長髪に指を指しながらそう言えば、指された一護はビクッとし、横の2人は彼女を守るようにさりげなく動いた。
「な、何、ですか?」
「惚れた。俺と付き合え」
その瞬間場の空気が変わった。
「え、あ、えぇ!?」
うろたえる一護をかばうように一歩前に出たたつきは、更木をにらみつけた。
「アンタいきなり何よ?」
「お前には関係ねぇ」
それをちらりと見てそう言った更木に対し、たつきは更に言った。
「あっそう。っていうか一護はアンタみたいなやつタイプじゃないから」
「そうだそうだー!」
「織姫…。とにかく、そういうことだからさっさとどっか行ってくれない?」
「何だと…?ずいぶん言ってくれるじゃねぇか」
「ふん、鼻血出しながら言っても迫力ないわよ」
そう言うと、たつきは向かってきた更木を投げ飛ばした。
「…さて。行こう、一護」
「うん、行こう。ね、駅前にできたカフェのチョコケーキがすっごくおいしいの!行こう?」
「あ、う、うん。……でも、いいのか?」
何が、とは言わずとも分かるだろう。
2人はいいのいいの、と半ば強引に一護を連れていった。
その場には、目を回して倒れている更木だけが取り残されていた。
<fin.>
あとがき
いや、しょうもない話ですいません(^^;
誰が変態って私が変態ですね(笑)
ちなみにセーラー服は私の趣味です
更木の服装は80年代くらいの番長を想像してください
っていうか空手って投げ技あったっけ…?←
H22/03/28 一部修正