BLEACH
□甘い贈り物
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※現パロです
「…―そうすると、この式の解が分かる。……聞いているか?」
「っあ、あぁ、なるほど。聞いてるよ」
2月ともなれば受験はすでに終わっているのだが、まだいささか苦手が残っているということで、一護はいまだに白哉に家庭教師を頼んでいた。
そんな一護は、今日はどこか上の空で、今白哉が説明したことも聞いていなかったようだ。
「どうかしたのか?今日はあまり集中していないようだったが」
「あ、いや、その……あ、のさ…」
「?」
言いにくそうに口ごもる一護に白哉は首をかしげた。
一護はあーとかうーとか言いながら迷っていたが、唐突に頭を上げた。
「ちょ、ちょっと休憩しようぜ!」
そしてそれだけ言うと部屋を飛び出していった。
残された白哉は突然の行動に驚きつつ待つと、少しして一護が後ろ手に何かを持ちながら戻ってきた。
「あ、のさ、今日ってバレンタインだろ?だからさ、これ!」
ぐっと押しつけられるように渡されたのは、きれいにリボンのかけられた小ぶりな箱だった。
中に何が入っているかは先ほどの言葉を聞けば分かるだろう。
ありがとう、とほほえんで受け取ると、一護は真っ赤になった。
「お、おう」
真っ赤になってそっぽを向く一護に白哉はまたほほえみ、
「兄は本当にかわいいな」
そう言いながら一護を抱きよせて頬にキスをした。
<fin.>
あとがき
誰だこれぇぇえ!?←
主に兄様が誰だこれ
甘でツンデレ一護を目指して撃沈した物ですorz
そしてタイトルセンスがまるでないです(泣)
あと受験って2月には終わってます…よ、ね?←