BLEACH

□クリスマスのプレゼントは
1ページ/1ページ

12月24日、聖クリスマスイブ。


恋人たちにとって特別なその日、虚圏の虚夜宮でも、1組のカップルが甘い時を過ごしていた。


「メリークリスマス、惣右介」


「メリークリスマス、一護」


そうやってグラスを掲げる2人の前には、七面鳥の丸焼きやスープ、ケーキなどが並べられている。


どれも現世から頂戴してきたものだ。


それらを食べながら、一護は藍染に話しかけた。


「惣右介、ありがとな」


「いや、君が喜ぶなら何だってやってあげるよ」


「本当に?」


「もちろんだよ。君は我らが王であり私の最愛の人なのだから」


「ふぅん……」


それを聞いた一護は、なら、と声をあげた。


「俺欲しいものがあるんだけど。クリスマスのプレゼントにちょうだい?」


「いいよ。何だい?」


「現世」


「そうか。なら後でギンと要、それから十刃たちに向かわせよう」


欲しいものは現世と、事も無げに言ってみせれば、同じように分かったと返す。


2人の会話は内容とは裏腹にとても軽い調子でなされていた。


「惣右介は?行かねぇのか?」


「私は君のそばにいたい。ダメかな?」


「んなわけねぇじゃん」


そして、恋人たちの夜は更けていく。





<fin.>









あとがき

クリスマスにはまだ早いけど思い付いたのでアップしちゃいました

でもBLEACH久しぶりすぎてキャラを見失ってしまってます←

っていうか短いですよね、うん

長く書ける人がほんと羨ましいです

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ