BLEACH

□些細なウソ
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※(一応)現代パロで、めっちゃ短いです










「なぁ、俺たち別れよっか?」


「……は?」


一護の唐突な言葉に、つい間抜けな声が出てしまった。


とりあえず何を言われたのか認識できるまで数秒かかり、そして固まった。


白哉のいつもならば良く回る頭が、今はほぼ完全に機能を停止してしまっているようだ。


そんな頭真っ白状態で呆然としている白哉を見て一護は、ぷっとふき出した。


「アハハッ!何マジになってんだよ、白哉。今日が何の日か知ってるだろ?」


今日が何の日か――それはもちろん知っている。


「エイプリルフール…だが」


「だからさ、ウソだよウソ。俺が白哉に別れようとかいう訳ないだろ?」


「そう、か…」


「そうそう。白哉から別れよう、って言わない限り俺は絶対別れねぇから」


「なら、安心だな」


何が?と首をかしげた一護の肩を抱いて近くに引き寄せると、その耳元でささやく。


「私は兄が別れようと言わぬ限り、別れる気はないのだから」


「! 白哉!」


そうして互いの気持ちを再確認した2人がその後元の勉強に戻ったのかまた別の勉強を始めたのかは、当人同士のみが知ることである。





<fin.>









あとがき

エイプリルフールに遅れたエイプリルフールネタ1つ目です←

考えてたのよりは甘くなりませんがそれでも久しぶりに甘を書いた気がします

一応白哉は家庭教師という無駄な設定があったりします←

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