NARUTO

□帰り道
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「サクラちゃん、サスケー、また明日ってばよ!」


「カカシ先生、ナルト、またね」


夕方、任務が終わり、分かれ道でナルトは手をブンブンと振り、サクラもナルトほどではないが手を大きく振った。


そしてサスケは彼らしく軽く手を上げただけの別れの挨拶をして、歩き出した。


そんなサスケに「あ、サスケ君待ってよー」とあわててサクラがついていく。


カカシはそんな2人の背に向かって「気をつけて帰るんだよー」と声をかけ、ナルトには「さ、行こうか」と言った。


ずっと手をブンブン振っていたナルトは、その手を下ろすと笑顔で大きくうなずいた。


「ねぇねぇ、カカシせんせー」


「ん?何だい?ナルト」


「今日の任務、俺ってばすごかったってば?」


「あぁ、すごかった。成長したなぁ、ナルト」


カカシはニコニコと笑いながらナルトの頭をなでた。


ちなみに今日の任務は薬草取りで、ナルトはよく似た毒草と間違えることもほとんどなく、1番多く取ることができたのだ。


「えへへ…。俺ってば植物は大好きだから、図鑑とかいっぱい見て覚えたんだってばよ!」


そう胸を張ったナルトに、カカシは偉い偉いとさらに頭をなでた。


ナルトはそれをくすぐったそうに、でも嬉しそうに享受した。


そしてまた歩きながらカカシに呼びかけた。


「そういえば、カカシ先生?最近先生ってばあんまり遅刻しないってばね?」


どうして?とナルトが聞くと、カカシは当たり前のことのようにあっさり答えた。


「そんなのナルトに早く会いたいからに決まってるでしょ」


「なっ…!カッカカシせんせっ…!?」


口をパクパクさせているナルトは耳まで真っ赤で。


照れていることがまるわかりなその様子にカカシは、


「かーわいい」


語尾にハートマークでもついていそうな口調でそう言いナルトの頬にチュッと口づけた。


そしてそのとたんボンッと音が出そうなほどになったナルトにクスッと笑みをこぼしたのだった。




<fin.>







あとがき

まず言います

カ カ シ 先 生 が 誰 だ 状 態 orz

まだ付き合って間もない頃でナルトにはあんまり自覚はないけど面と向かって言われるとやっぱり照れちゃうよって感じです

なんか自分で言っててあんまりよくわからないんだけども←

最初はD・キスも入ってた予定なんだけども……気がついたら入りませんでしたorz

いつかリベンジしたいです

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