スナック 愛
□アンサーソング
1ページ/1ページ
ろくでもねぇ男に成り下がった
俺を待ってる奴なんかいねぇ
娑婆の空気はちっとばかし
洒落た排気ガスに塗れちまったみてえだ
空の色も
町の景色も変わっちまった
ただ変わらねえのは
このオンボロスナックだけだ
流れ往く時の中で
お前だけはこうして
細ぇ体で守ってんのかい
このどうしようもねぇ俺のいた時代を
ポッケの銭っこ握り締めて
これで1杯くらいは飲めるだろって
お前もババアになったなって
酒を飲んでくだを巻いて
嘲ってやろうと思ってた
世間も時代も俺自身も
だがなぁ
なんでかなぁ
からんころん
この扉を開けてお前の顔を見たらなぁ・・