CP小説
□これから…。
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「場所変えよう、驕るよ」
無理矢理ドンワンを連れ出すエリック、タクシーに乗り込むと店の名前を告げ、急がせる。
オフは明日まで…今夜中にヘソンの機嫌を取り、あわよくば深い関係になりたいエリックだった。
「エリひょん…。」
「よぅ!」
苦い顔のジニとドンワン、ニコニコのエリック、そしてそして…ムッとした顔、歌姫ヘソン、だいぶ飲んだのか表情があどけない。
「ジナぁ〜!!何でエリックが来るの?聞いてないよ?ドンワ〜ン!ココ座りなよ。」
丸いテーブル、ヘソンをはさんでジニとドンワン、エリックは仕方なくヘソンの正面に座る。
「何だよ、ヘソン、つめて〜なぁ…。」
「ふん!!」
ソッポを向くヘソンにエリックは低く笑った。
悪くない反応!
実際、機嫌をとって貰いたくてジニを誘ったヘソンだった。
「ジナァ!ヘソンを酔わせて、どうするつもりだったんだ?」
「別に…ヘソンひょんが勝手に飲んだんだよ、エリひょんこそ、何で来たんだよ!」
「ヘソンが甘えたいのは俺だ、お前は機嫌をとってろ!」
「なっ…!!!」
4人で呑み始めたものの、ことあるごとにコソコソと牽制しあう二人にヘソンが切れる。