短文
□―girlorlady―
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あめあめ ふれふれ 母さんが 蛇の目でお迎え うれしいな ピチピチ チャプチャプ らんらんらん
『何やねん、その歌。』「なんや、お前はこの歌知らんのか。かぁー、その辺のガキでも知っとるがな…。」
『…ハゲ。今、ウチをバカにしたな…。』
「…Σっ。」
ドゴオァ…
『舐めとんかハゲ真子。一遍死んどれ!!』
「…ったた…ι。そないおもっきし殴らんでもええやろ…。男前が台無しになるやないか。」
『ハゲか、元から酷(ムゴ)い顔やないか。』
「おまっ…Σ、なんちゅうこと言うてんねん。今のは聞いたで〜。はぁ…胸が痛うて涙が出るわ。」
『勝手に泣いとれ。ほれ、早よ行くで。』
「ちょっ…待てや。ほんま勝手なやっちゃな〜。」
そんなこんなで何故かワシがコイツのおもり…いや、付き添いで街に買い物に来た。なんか知らんが昨日、女共で服の買い出しを誰が行くか決めたらしい。まぁどうせジャンケンでもしてひよ里が負けたんやろ。それはえぇわ。ただ、なんでワシがコイツの付き添いせなあかんねん…ιったく。面倒くさいの〜。しかも、気持ちよぅ歌うとぅたらシバかれるし…ι。それにしても、なんちゅう人の多さやねん。あ〜早よ帰りたい。
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