短文

□ーpastー
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あの時の事は今でも忘れることは無いだろう…
あの日… あの時…

私達は死神を辞めた…



**********************あれからどの位の月日が経つのだろう。
穏やかな毎日…
お気楽な人間達…
そして…
平然を装う私達…

でも、辛いなんて思ったことはない。
苦しいなんて感じたことはない。
寂しいなんて言ったことない。

ただ… 悔しいと…
嘆いたことは… 一度だけあった…。


『何してんの♪』
「本…読んでるんよ。」『えっ〜。遊ぼーよ。』「拳西と遊び。」
『やだぁ〜。汗臭いもん。』
「オイ。誰が汗臭いって。」
『わぁ〜。拳西が怒ったぁ〜。』
『うっさいな。静かにしやぁよ。気が散るやないの。』
「エロ本見ながら言ってんじゃねー。」


いつもと変わらぬ日常。こんな毎日を何年も何年も何年も繰り返してきた。


カタッ…

『あっ、リサッチ何処行くのぅ。ずるぅ〜い。』
先程までソファーにもたれて本を読んでいたが、周りがうるさくて読む気が失せてしまい、その場を後にするため立ち上がった。


『ちょっと散歩。』






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