放課後の自習室で目覚めた葛木 亜利子。
目の前には、灰色のローブを被った男が居た。
男は『チェシャ猫』と名乗り
亜利子を-アリス-と 呼んだ。
『さぁ、シロウサギを追いかけよう』
この一言から 亜利子は歪んだ日常へと
足を踏み入れる事になった…。
シロウサギを追いかる
その先に待つ 真実とは…………?
†登場人物†
-葛木 亜利子-
本作の主人公。
夢見がちな性格だが 母子家庭なのでしっかりしている面もある。
父親は4歳の時に亡くなっており
そのショックのせいか
4歳までの記憶がない。
チェシャ猫の出現により、シロウサギを
追いかける事に………
行き先々で出会う不思議の住人は
-アリス-を知っているが
本人はその記憶がない。
†チェシャ猫†
亜利子の目の前に突如現れた謎の男(?)
アリスが何かを提案するたびに
『僕らのアリス 君がそれを望なら』
と付き従う順さを見せる。
常にフードを被っており、耳元まで裂けた 大きな口しか見えない。
つかず 離れずでアリスをサポートする
『導く者』
見た目は人間の様だが
「2本足で歩く猫」らしく、手足を折るようにしてうずくまる。
喉をぐるぐる鳴らすなど猫らしい行動を見せる事がある。
因みに マタタビを与えると
普通の反応をするらしい。
本人曰わく「猫はおいしい」らしい。
そして 「四本足で歩く猫はおいしくない」らしい。