†腐†
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手『お早う。今日も桃城は欠席のようだな』
手塚部長が桃城のロッカーにあるジャージを見てそう言った。
菊『ももがいにゃいとイジメれないから楽しくないにゃぁ』
大『コラ、英二。』
手『部活を無断で休むとはな。規律を乱す者は許さん。』
菊『うっわぁ〜。手塚怖いにゃあ』
菊丸先輩が場を和ませてくれているけど…―やっぱりソワソワした空気はそのままで。
あの馬鹿っ。
薫『ふしゅ〜。』
乾『まぁ桃城の事だ。隠れて練習しているだろ。心配することはない、海堂。』
薫『乾先輩…そうですね』
桃城がレギュラー落ち。
乾先輩がレギュラー。
俺は何となく複雑な気持ちだった。
手『さて、練習始めるぞ。コートに行け。』
全員『はい!!』
メンバーはコートに向かった。基礎練習、筋肉トレーニング、ラリー。
今日のメニューはこの3つ。
都大会だと言っても有力な学校がいっぱい出る大会だ。練習に力が入んねぇとか言ってる場合じゃない。
一時一時集中しないと。
それでも時々浮かぶ桃城の顔。俺は頭をブンブン振って忘れようと努力した。
なぁ、桃城。
お前は今何してる?
何で来ねぇんだ。
何で連絡しねぇんだ。
桃城…―。