小説(長編)
□ラスト・スマイル 第1話
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「あ、あんな〜!今日、一緒に帰れへん?光、この前気になる言うてたCDなんや「謙也さん。」……な、に?」
俺は、わざと話を遮った。
無理に明るくして、さっきの話なんてなかったことにしようとしてる事さえ嫌気がした。
「別れましょか。」
「……え…?なん、、て……?」
「だから、別れましょか。」
一度で聞き取れなかったのか、聞き返されたから、2度は少し強めに言うた。
「〜〜な、して?。。っっ、お、俺なんか、ひか、るに、何か、嫌な、、こと、したん?」
「。。別に、何にもしてないんやないですか?。。。浮気責めとるわけでもないし?」
「ぢゃ、なして?!……俺は、別れるん、…嫌や………」
「それこそ、なんでなん?俺、めっちゃ、浮気してんの知ってるんやろ?普通、謙也さんのが、別れたいんちゃうの?」
「な、して、そんな事言うん…?俺は……俺は、光のこと好きやから………俺に嫌なとこあったら直すから……
別れるなんて、言わんといて………」
「…謙也さん、最近、無理して笑っとるやろ?辛いんちゃうの?別れたら、無理することないやん。」
「〜〜!!?そ、れでもっっ、光と、一緒に…いたい……」
「はぁ…。そうゆうん、もぅ重いねん。俺、謙也さんの事、もぅ好きぢゃない。いい加減うざったいっすわぁ。」
「〜〜〜ック……もぅ、無理、、なん?」
あ〜ぁ。泣いてもうたわ。
めんどくさい…。
あ〜、そういや、部長から頼まれてることあったわ……
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