紅の月

□甘いKISSに乱されて
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大切な貴女だから…甘いKISSを交わしたい


甘いKISSに乱されて

月明かりに照らされる室内で拳闘士(ケンプファー)の九重ミカは顔を紅く染めながら自分の膝に跨がる魔銃使いルナマリア・ホークの姿を見詰めていた。
ワインレッドのショートヘアにアメジストの瞳を持つ美しい魔銃使いは悪戯っぼい微笑みを浮かべながらミカのサラサラの茶色い髪を手で梳きながらミカのエメラルド・グリーンの瞳を見詰めていた。
「ミカの髪、凄くサラサラしてて気持ち良いよ」
「あ、ありがとう…ルナちゃ…っんあ…」
言葉の途中でルナマリアに唇を塞がれたミカは真っ赤になりながら恋人のアメジストの瞳を見詰める。
(ルナちゃんは…本当に綺麗、綺麗で優しくて…だけどこんな時は意地悪…)
「ンフ…ンチュ…美味しい…ミカの唇…フン」
言葉と共にルナマリアの舌がミカの口内に侵入してきた。
「ンア…と、とひぇちゃ…フゥン…ンアァ…」
(意地悪だけどルナちゃんにキスされちゃうと…身体が…熔けちゃうよ)
夢中になって年下の恋人の舌に自分の舌を絡ませながらミカは甘く激しいキスに酔いしれた。
暫く濃密なキスを交わした後ルナマリアは漸くミカの唇を解放した。悪戯っぽく見詰めるアメジストの瞳を潤みきったエメラルド・グリーンの瞳が切なく見詰め返した。
「ミカ……」
「ルナ…ちゃん…」
愛しい互いの名前を呼び合い見詰め合うルナマリアとミカ……
「こんな風にあたしとキスしたかったの?」
「…………///」
ルナマリアの問い掛けにミカは耳まで真っ赤になりながらコクンッと頷き俯きながら続けた。
「でも……こんなに…気持ち良くて…クラクラする…キス…初めて……」
「あたしもよミカ…ミカとキスするの…本当に気持ち良くて…ミカの感じる顔見てたら…ゾクゾクしちゃう…」
「は、恥ずかしいよ…ルナ…ちゃん……」
ルナマリアはミカの声に微笑むとミカの顔を手を当てミカの顔を上げさせた。
「ミカ……」
「ルナちゃ…アッ……ウン…」
ルナマリアはミカの唇に優しく自分の唇を重ねた。
「ルナ…ちゃ…ん…ッ…ウン…ッア…」
「ンフッ…ミカ…ウンッ」
(凄く…優しいキス…頭クラクラしちゃうよ…)
ミカは優しいルナマリアのキスを陶酔した表情で味わう…。
(ミカ…淋しがり屋で…気弱な…年上の貴女…とても愛しくて…大切なあたしの恋人…)
貴女が望む以上に抱きしめて…貴女が望む以上にキスをしてあげる…
(だって、あたしがしたいから…大切な貴女を感じていたいから…)
内心でミカに呼び掛けながらルナマリアはミカの手に自分の手を重ねた。握りしめた手を握り返すミカにルナマリアは優しく微笑みかけ…ミカは真っ赤になりながらルナマリアとの甘いキスに乱れていった…


愛しい貴女との甘いKISS…それな私達を乱す甘美な媚薬


甘いKISSに乱されて
 

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