翡翠の龍舞

□甘く重なる二人の想い
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「乾杯///」
「…はい///」
呂布の言葉を受けた陳宮は頬を赤くしながら答えつつグラスを掲げ、呂布のグラスへと近付ける。
二人のグラスが触れ合い硬質の音がリビングに響き渡る。
二人はグラスを口につけると冷たいジュースを喉に流し込むとグラスをテーブルへと戻す。
「……ねえ、陳宮…」
陳宮がグラスをテーブルに戻したのを確認した呂布は改まった口調で愛する女(ひと)に声をかける。
「…はあ、呂布様///」
呂布の言葉を受けた陳宮が頬をそめながら応じると呂布は躊躇いがちに言葉を続けた。
「あたしの言葉の意味…分かってるよね?」
「……………はい///」
呂布の言葉を受けた陳宮は耳まで真っ赤になりながら小さく俯き、恥ずかしそうに小さな声で返事を返した。
陳宮の言葉を聞いた瞬間、呂布は自分の胸がトクンッと熱く疼き、心臓が鼓動を早めて行くのを感じた。
(凄い…胸がドキドキしてる///)
呂布は少し頬を赤くしながら陳宮の肩に優しく手をかけ、自分の方に視線を向けさせながら口を開く。
「………いいの陳宮?」
呂布に告げられた陳宮は小さくコクンッと頷きながら言葉を返す。
「……当然です呂布様///…呂布様の思う通りにして下さい///」
真っ赤になった陳宮は小さく俯いたまま、恥ずかしそうに言葉を重ねる。
「………少しだけ、優しくして頂けたら…嬉しいです///」
「………バカ///」
陳宮の言葉を受けた呂布は頬を赤くしながら陳宮の肩に手をかけると優しく微笑みながら言葉を続ける。
「とびきり優しくしてあげる。」
「ハイ///」
陳宮が嬉しそうに頷くのを確認した呂布はゆっくりと自分の顔を陳宮の顔へと近付けて行く。
陳宮は瞳を閉じると心持ち顎を掲げ愛する女(ひと)を迎え入れた。
「「…………///」」
二人の唇が重なり合った瞬間互いの口から甘い吐息が溢れだして行く。
(陳宮とのキス…甘くて蕩けちゃう///)
呂布は甘いキスに酔いながら陳宮の身体を抱き締め更に激しく唇を重ねて行く。
「ンッ…フウッ…ンック…ンッ///」
愛する女からの甘く情熱的なキスを受けた陳宮は甘い溜め息をもらしながら自分の身体が甘く痺れて行くのを感じていた。
(り、呂布さまぁ…///)
陳宮が甘い痺れを感じながら蕩けるようなキスを夢中になって味わっていると呂布はキスをしながら声をかけてくる。
「ンチュッ…ンフッ……陳宮…ンッ口…開けて…ンックッ」
「ンッ…ンンッ…ンチュッ……は、はい///」
呂布の言葉を受けた陳宮が小さく口を開くと口内に呂布の舌先がスルスルと入り込んで来た。
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