〇〇〇

□保健室の先生は〇〇〇
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榊の前にお茶を出し、俺は向かいのソファーに座る。
普通の学校ならテーブル挟んで両サイドにソファーがあるだなんてビックリものだよな。
でもここ金持ち学校だからなんでも非常識が常識みたいな異空間。
……ああ、外の世界が懐かしい。

「そう言えば晋チャン聞いたぁ〜?」


外を思い出し懐かしく思っていると榊に声を掛けられ現実へと戻された。


「風間 せ ん せ い だろーがっ! ……聞いたって、何をだ?」

「なんかねぇ 転入生 がくるらしいよ〜。」

「転入生? これまた変な時き、に……」


転入生? こんか時期に?
つまりこれは……。


「相変わらずどっから聞いてくんだ? その情報。」

「ふっふーん、なーいしょっ! あっでも晋センセが《お願い水城、教えて?》って言って上目遣いしてくれたらヒントあげる♪」

「誰がするかっ。つかヒントだけかよ。」


この榊は情報関係に長けている。
俺の知らない誰と誰がアッハンな関係を知ってたり、先生方の裏事情だったり、兎に角いろいろと知っていてよく俺に教えてくれる。
多分ほんの一部だろうけど。

まぁ俺の大方の予想はセフレちゃん達から聞いてんのかなぁってとこかな。

それからは榊と転入生の話と世間話をチャイムがなるまでダラダラと話した。
榊をさっさと医務室から追い出し一人ソファーに座り一人ごちる。


「転入生かぁ……王道だったら面白いだろうなぁ。」


やっぱり止められないよ、腐男子は。



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