〇〇〇

□俺の1日
1ページ/1ページ




基本、俺の仕事は楽だ。
1日中保健室に居ても誰一人として保健室にくる事はないからだ。
来たとして俺は生徒の容態をさっさと見極めその生徒の家庭&お抱え医師に連絡を入れその医師に生徒をはいどうぞ、みたいな感じで渡せばいいだけ。
俺みたいなほんの少し医療噛りましたって奴には任せらんねーよ!ってね。

それに金持ち坊っちゃんは普通の一般高校生の様に遊ぶっつーか、暴れるっつーか、特に怪我をする様な行動をしない。
どっちかと言えば女子の様に美容やファッションを優先させる。
だから、俺の仕事はほぼ皆無に近い。
だだのお飾りな先生だ。

でも俺はこの仕事で良かったと思っている。
楽だし、ほぼ業務が皆無に等しいのに給料でるし、高給取りだし、腐男子には持って来いな職場だ。
メリットが多く俺の懐もホクホクだ。
ただデメリットは少ないがリスクは高い。

霧ヶ峰学院は金持ち学校だが、人里離れた山奥にあり隔離された場所だ。
自宅通いではなく寮生活。
そんな場所に健全な男子達が置かれれば……お分かりだろう。
本来向けられる性的対象が女から男に代わってしまう。
此処でデメリット発生だ。
性的対象が女から男に代わると言うことはつまり、俺もその性的対象に入ってしまうと言うことだ。
まぁだいたい皆さん美形や美少年といった美しい人が好みな訳で俺に手を出す奴はいなかった。
ただ一人を除いては。
っても未遂だから大丈夫。
後ろの穴は純潔のままですから。
まぁデメリットつってもまだまだ自分でどうにか出来るし、そこまでデメリットって訳でもないんだな。


もっぱら俺の1日は読書したり昼寝したり中庭の散歩ぐらいかな。
結構、楽だろ?
まぁ何かあって駆り出されない限りそこまで忙しくない。

さてこの間の続きでも読むか。




[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ