〇〇〇
□保健室の先生は〇〇〇
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「水城様……僕、水城様となら…構いませんっ」
「ほんと〜? じゃあ、シよ。」
そしてここからめくるめく禁断の不純同性交遊の始まりだ。
俺としてもこのままおっぱじめるのを止める事はしたくない。
ネタになるし、是非ともヤれ!
だがしかし! 場所が悪過ぎる。
定番っちゃ定番だけどもっ。
此処では絶対ダメ!
「あ…水城様……」
おっと、ちんたらしてる間に事が進んでやがる!
早く止めなくてはっ。
俺はベッドを仕切っているカーテンに手を掛け思っいっきり引っ張る。
すると急に現れた俺に目を真ん丸にして驚く受け子。
「ヤルなら余所でヤれ。此処でスるな。」
冷静に無表情で言うと受け子は現状を理解したのか顔を真っ赤にし下を向いた。
受け子から視線を外し攻めを見ればニタ顔で笑ってやがった。
確信犯かコノヤロー。
「聞こえなかったかな? 榊 水城くん?」
「聞こえてますよぉ、晋センセ。」
語尾を伸ばす喋り方が似合う男、名を榊 水城。
チャラ男系浮気攻めを体現した男で、何度注意しても保健室でヤろうとする全く訳の分からん男だ。
「なら今すぐ出っていってくれ。」
「仕方ないなぁ〜、……じゃあまたね!」
そう行って受けと共に出入り口に行ったと思えば受けだけを廊下に放り出し扉を閉めた。
この行動も相変わらずだ。
「……話聞いてたか?」
榊に声を掛ければ振り向きニマニマと近づいて来た。
「聞いてたたよぉー。」
「なら…」
「ストーップ! もぅ聞きあきたよん。 晋チャンのせぃで萎えたの! だぁから俺の相手してよぉ。」
壁に背を預け腕を組んでいる俺の前に立つ榊。
最近の子は身長が高くて羨ましい。
俺だって身長177pあるが、榊は俺以上ある。
必然的に見上げる形が気に食わないがしかたない。
見つめ合う形で早30秒、榊は相変わらずニマニマ顔。
「はぁ…お茶ならだしてやる。」
「やったぁ〜!」
そして折れるのは相変わらず俺だ。
だってもうメンドーなんだよ。
俺がお茶を準備している間、榊はソファーに移動しニコニコと笑顔で座っている。
まぁこういう風にしてりゃあ可愛いんだけどな。