小説
□ポーズU
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「なぜ・・・ここに?」
先に口を開いたのはルルーシュの方だった。
その声にスザクはハッと意識を戻した。
「ボクは、ルルーシュに会いたくて家に来んだけど、見つからなくて・・・ナナリーに聞いたらこの部屋に居ると思うって言われて・・・」
「そ、そうか・・・」
「!?ぅ、うん・・・」
またしばらくの沈黙が続く・・・
かと思われたが、ルルーシュがスザクがいる扉のほうに向かってツカツカと歩きだした。
スザクはまだ状況がよく理解できてないらしくルルーシュの動きをあたふたと見ていた。
「お前はオレに会いたかったんだろう?」
スザクの前に立ったルルーシュはニッコリとスザクに話しかけながら、スッと手を伸ばした。
「ぅ、うん・・・」
伸びてきた手にスザクは一瞬ビクッと体を揺らしたが、その手はスザクには触れず後ろの扉のほうへ行った。
そして・・・