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□再び
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「免許証っと・・・どこにしまったかな?」
「早く免許証を・・・」
火口はハンドバッグの中で免許証を探していたが突然、火口が車を急発進させた。
「あっ、ちょっと!!」
火口を警察が追う。その近くの大型トレーラーの前までさらにスピードを上げて走り、トレーラーに当たる寸前で無理矢理ハンドルを切って車線変更をした。
警察は火口がいきなり車線変更をしたため、トレーラーにぶつかりそうになり、ハンドルを切ったときにバランスを失い、トレーラーにぶつかり、大破した。
『火口を追った白バイが大型トレーラーにぶつかり大破!』
「大破!? ・・・まさか、免許証を探しているときに・・・?」
竜崎はこれ以上の被害者を出してはならないと、行動に移した。
「皆さん、火口の確保に移ります。これは火口をこれ以上泳がせていると危険だと判断したためです。火口は第2のキラ同様、顔を見ただけで殺せるようになったというのを前提としての捕獲です」
火口はそのとき、さくらTVに向かっていた。キラの正体を明かしているのがミサのマネージャーだと気づいたからである。
火口がさくらTVに着いて、松田たちのいるスタジオへと向かった。
「夜神さん・・・お願いしますね」
「あぁ・・・必ず火口を捕まえる」
そして火口がスタジオ内へ入ってきた。証人のいるほうへ向かうとマネキンに変えられていたのに気付き、すぐに逃げようとした時、ヘルメットを被った4人に囲まれてしまった。
「観念することね」
銃を構えてウエディが言うと火口は、
「ま、待ってくださいよ。私はさくらTVの番組編集者さんに会いに来たヨツバの者です。今名刺を・・・」
すると、火口はハンドバッグから名刺ケースを取り出す振りをして銃を取り出し、ウエディに向かって発砲した。
その時、総一郎が飛び出して、ウエディをかばった。
火口の発砲した弾は総一郎の腕に当たって多量の血が流れ出ていた。
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