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□再び
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――ミサがヨツバ重役・火口と会って、火口がキラだという証拠を掴んできたことで、ヨツバキラが火口だと確定した。
これからは火口によるキラの裁きを確認してから確保することになった・・・




2004.10.28――

「火口が移動を開始。所持品はハンドバッグのみ。追います」
ヨツバ本社の駐車場に潜入していたウエディが火口の赤いポルシェを追う。火口にウエディが追ってきていると悟られないように、慎重に。
「ウエディ、絶対見失うことのないようにお願いします」
「分かってるわよ」
本部では月と竜崎、ミサがモニターを見て指示していた。
大小いくつかのモニターには火口のポルシェの内部が映し出されている。
「やはり・・・さくらTVに向かうんでしょうね・・・下手したら松田さん、殺されかねないですね」
「松田さんが殺される前に火口を捕まえれば、松田さんは殺されないんだから、そんなことは言うもんじゃないよ竜崎」
「そうでしたね」
(一刻も早く捕まえなければ、また被害者が出てしまう・・・)
(火口を捕まえたらこの事件は・・・キラ事件は終わるのだろうか・・・)
竜崎も月も同じようなことを考えていた。火口を捕まえて、キラ事件の終幕を・・・
『そこの赤のポルシェ、道路の端に止まりなさい』
火口の車が白バイに捕まった。・・・スピード違反だろう。
「火口が警察に捕まったわ。私はやり過ごすから、あとアイバーたちお願い」
警察に捕まったときにウエディが追っていることが火口にばれてしまえば、全ての歯車が狂ってしまう・・・
そんなときはやり過ごしても構わないと竜崎に言われていたのだ。
「えーっと、スピード違反だね。じゃあ免許証出してくれる?」
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