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□Δ薫り立つ 禁断の 光戦士
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特に用があったわけじゃない
ただ、なんとなく。
このフィールドに足を運んだ。
「そぅいや、独りになるのって久々だな…」
Δ 薫り立つ 禁断の 光戦士
俺がまだ【死の恐怖】と呼ばれていた頃。独りでいる事は当たり前だった。
ソロは楽だ。
誰かに足を引っ張られることもないし、誰かを助けてやる必要もない。
キルされても自業自得。
自分の責任だし、自分の弱さが原因だと、そう理解していた
そぅ…俺の為に誰かが死ぬこともなぃし
誰かに支えてもらったり、助け合ったりしないから
裏切られる事もなぃ
失う事も………
「ドゴッ!!!!!!!!!!」
「って!!!!!?」
いきなり後頭部に何かがぶつかり、激しく前に突んのめった。
「お〜悪ィ悪ィ!!!!手当たり次第に蹴りまくってたらアンタの方まで………って!!」
「………松」
相手が名前を呼ぶより先に、痛みに苛立った俺は憎々し気にソイツの名前を吐き捨てた。
「ハハハッ、だぁから悪かったっつってんだろ?」