Zmain

□Velentine
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バレンタイン前日









最近…というか三日ぐらい前からレノが私の所にさっぱり来ない。
会っても廊下ですれ違ったり、仕事の書類を社長室に持ってきたりするだけ。

「レノ…」

しーん…。

一人の社長室に響く自分の声。

いつもなら、ここにいるのだ。
赤い髪をし、黒いスーツの…。

想えば想うほど、虚しい。

「早く来てくれ…レノ」

君がいないと、私は…。








 
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