Zmain
□赤猫、奮闘の1日
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昼PM12:00
何とか通常どうり、仕事をしたレノ。だが周りの目線が気になるご様子。なぜなら………………………
「もう……やだ………なんで……猫耳なんて……」
そう。今のレノは普通の耳がある場所に普通の耳ではなく猫耳がはえていた。
「くぅ………帰りたい……よし……ここはそっと抜け出して……」
「それはダメだ」
「!!社長!どうしているんですか、と!!!!!!!」
レノが逃げようとし、後ろを向くと、あのルーファウス神羅社長がいた。
「まぁ、細かいことは気にするな」
ルーファウスは優しい笑みをレノに返しながら言った。
「お前、この大量の書類。いつ提出してくれるのだ?」
「うっ…………………」
「今日は珍しく、仕事が早く片付いたのでな。お前がちゃんと書類を書くのを見張る」
「マジですか?と」
「マジだ」
「終わるわけにゃいぞ、と…」
がくり、とうなだれるレノだった。
夜PM11:00
「だぁぁあぁあ!!!!無理だにゃぁあぁあ!」
「頑張れ。レノ」
「社長の人でなし…」
「悪かったな」
あれから必死に書類とにらめっこのレノ。それを見張るルーファウス。