□罠
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「知ってるか?実はもやしは女なんだ。」

『あー、そっかぁ。通りで可愛いと思った。』

「それで兎ともやしは相思相愛なんだよ。」

『いっつも二人でいるもんね。』

「それからこの教団、実は既婚者しか入れないんだ。」

『まじか。』

「まじだ。」

『じゃあ神田も?』

「俺は特別だ。だからお前の周りにいる男共は全員妻子持ちなんだよ。」

『そうなんだ、じゃあ恋愛なんて出来ないね。』

「そうだな、俺以外とはな。」








じゃあ神田と付き合えば良いんだね、と笑う彼女は自分が罠にかかったことにまだ気付いていない。
























神田の言うことは素直に信じてしまう日本人ヒロイン(^^)
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