宝物、GETだぜ!(何

□お前の全てが
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俺は今幸せだ。



いいや、正確には俺たち。


付き合い始めてからどれだけ経ったかとか考えてなかったけど。

恋人同士だ。

端から見ても、そう見えるんじゃないかな。



だって、デートをする時も、普通の男女がするみたいに、俺が、土方の腕に抱き付いて。

身長差なんかなく、目線の高さはまったく同じ。

だけど、俺は少し身体を傾け、甘えるように、頭を土方の肩に置く。だけど、「身体が変に曲がるから」と怒られ、その格好は出来なくなった。

でも、それでも嬉しいよ。



だって、そう怒ってくれるのは、俺の事大事にしてくれてる証拠・って訳じゃねぇか?

だから、嬉しいんだ。



でも、それを土方には言ってない。

言ったらどうなるとかじゃないが、それでも言わない。


「なぁ、土方」
「あ?」

この素っ気ない返事が好き。

「今日、お前ん家行って良い?」

こうやって期待させてやると見せる、少し驚いたような顔も好き。


「いや、駄目だ」
「何で?」
「・・・茶屋行こうぜ」

なるほど。今夜も眠らせて貰えないな、俺。


この不器用な誘い方も好き。

「うん//」


はにかんだように答えてやるのは、お前とする行為が好きだから。



俺はね、















お前の全てが好きなんだよ



終わり。 ((→あとがき/というより懺悔
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