短編
□バレンタインデー、ホワイトデー
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「ひーじかーたくーんッ!」
急に土方の部屋にはいってきたのは銀時だった。
「忙しい土方くんのために銀さんがチョコ食べにきてあげたよー」
「・・・勝手に食ってけ」
少しでも銀時からチョコをもらえるのでは?と期待した土方は内心ちょっとショックをうけていた。
(糖分命のこいつがんなことするわけねぇか)
それに土方は前に甘いもんは苦手だと言ったし
(銀時からなら食うのに)
第一銀時は男だ。
いくら料理がうまくてもくれるわけがなかった。
それがわかっていても期待してしまうのは男の性。致し方ない。
わー!やっぱいっぱいだー!!と、チョコの山をみて嬉しそうな銀時をみて土方は複雑な心境だった。
「土方ッ!!」
ふいに名前を呼ばれ振り返ると
口の中に甘くも苦い味が広がった。
銀時が土方の口にチョコをいれたのだ。
「俺からの本命チョコだぜ〜有り難く受け取れ。んでホワイトデー期待してっから」
「ッ、上等だッ!!」
次、1ヶ月後・・。