短編

□似た者同士のある夜に。
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今日はクリスマスイブだ。

だからといって、特別何をする気もなくいつも通りソファにでも寝転んでいつも通り過ごそうと思っていたのだが
神楽と新八がどうしてもぱーちぃとやらをやりたいらしく(神楽にいたっては暴れ出した)
これ以上家を壊されてはたまらないのでなけなしの金を絞ってケーキやらなんやらを買って
ついでにお妙だとかばばぁだとか呼んで(やっぱ金足りねぇんだよ)
なんやかんやで狭い万事屋の中わいわいはしゃいじゃったわけだ。

ぱーちぃが終わった後、新八とお妙は家に帰り、神楽もおとまりで一緒について行き、ばばぁ達も下に戻って、俺は一人眠りについた。












夜中、うなされて飛び起きた。
汗がからだにまとわりついてべたべたしてきもちわるい。
時計を見ると、ちょうど日付が変わったばかりだった。



すっかり目がさめちまった俺は、いつもの着流しに着替えて、マフラーを首にまいて、そのまま夜の散歩に出かけた。





  

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