Heartful days

□一話
1ページ/1ページ

つまらない毎日

それが俺を憂鬱にしていた

高校に入ってから1年

今日も学校に行く

今日も歩いていく見慣れた道

同じ様な毎日の繰り返しだった
いつもの様に教室に入り、HRが始まる

先生の口が開く

「突然だけど、転校生を紹介します」

クラス中がざわめく

「可愛い子かな!?」

と男子がざわめき

「イケメンかもよ!?」

と女子がざわめく

「じゃあ入ってきてくれるかな」
ガラガラっと戸が開き、教室に一歩を踏み入れる足

男子の予想が当たったようだ

見た目はすらっとしていてなかなか可愛いと思う

つか、どこかで見たような…

「初めまして、○○高校からきた玉置真琴です。」

玉置…真琴?

あれ??いとこ??

「じゃあ玉置さんは天谷君の隣に座ってもらおうかしら」

真琴がオレの隣に座る

「天谷真司、久しぶりね」

いとこ決定!なれなれしい話し方も懐かしい

「ああ、10年ぶりか?」

真琴がムスッとする

「全ッ然変わらないね、そういうとこ」

「まあな、3年ぶり…だったか?」

「そうそう、よく覚えていたね」

そういうと少しほほ笑んだ

それにしてもさっきから周りの視線が痛いな

男子からは殺気混じりなものも感じる

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ