スマブラ

□集合
1ページ/11ページ

マリオ視点


……。
………ここはどこだ。

あたりを見回す。

森のようだ。道がある。遠くに屋敷の様なものが見える。

…見覚えがない。

とりあえずじっとしていても意味はないな…
…俺…もしかして記憶喪失?よし、思い出してみよう。

俺は道を歩きながら自分自身に自己紹介をする。

「俺の名前はマリオ。キノコ王国出身、弟が一人いて職業は冒険家など…」

そこで気付く。記憶喪失等ではない。

マリオ「じゃここはどこだ」

歩き続ける。屋敷に近づいているようだ…あまり離れてはいないらしい。

確か…手紙、手紙を読んでたんだ。《どうぞ、遊びに来てください》みたいな内容だったな。ただ「行ってみたいな」とか云っただけだったんだが。

マリオ「…ということは」

また、あたりを見回す。

マリオ「ここがスマブラ界なのか?」

どうやらそういうことらしい。

マリオ「…どうやって帰るんだよ…クッパから挑戦状来てんだよ」

足音。

マリオ「!」

俺は足音がした方へ振り返った。

森から緑のやつが出てきた、葉っぱまみれだった訳じゃない。
緑の帽子、緑の服。剣と盾を背負っていて、金髪碧眼、無表情だ。頭の上で丸い羽のついたやつがふよふよ飛んでいた。

…妖精?

「こんにちは」

呆けていると表情を動かさずそいつは云った。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ