妄想小説

□恋愛中毒G
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どれくらい、そうしていただろうか…。

トウコは眠ってしまっていた。


(泣き疲れて眠ってしまうのも、あの頃のままか…)
まだ残る涙の跡を、ケロはそっと拭う。


(…どれだけ自分を追い詰める気や…)


我れ知らずため息が零れる。



――すると、テーブルの隅に置いてあったトウコの携帯が振動する。



着信……《チエ》







「……チエ?」



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