御劔

□9話
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夜空に浮かぶ星たちがキラキラと輝いている

屋敷から少し離れた場所にある森のある場所に那拓は居た



『あー、綺麗すぎだろ…』

佐「なにが?」


『佐助か、空がな綺麗なんだ。
…今から仕事か?』



急に現れた佐助に差ほど驚かず
前を見たまま問う




佐「あぁ、だけど今日は君はいらないよ」

『そうか』



そう返事するとその場から佐助の気配が消える


『なにしに来たんだアイツは』


そう呟き星を眺める


そっと口を開き、好きだった歌を…
一番好きな後半だけを歌い出す…



透き通る肌 まるで夜の Venus
今何してる?傍に誰かいる?
問い合わせても何も届かない
それでも見つめ続ける待ち受け
声が聞きたい 触れていたい
笑顔見たい

過去などいらない 明日があるから
勇気を出しなよ 自由になれる
孤独を超えてやっと出逢えた
天使が誘うキセキに
愛を認めて愛を許して
心をほどいて come to me

あなたのために生きていいかな
たったひとつの夢を分け合いたい
あなたを好きになっていいかな
そっと包み込んで守りたい

あなたの他に何もいらない
どんな悲しみさえも超えていける
大切な人抱きしめてたい

ふたつがひとつに






歌を歌い終わって一息つく

その周りには沢山の動物たち…



『此処は、本当に綺麗だな…』


「Ha!歌が聞こえてこっちまで来てみたらなんだ、beautiful girlがいるじゃねぇか」



バッと振り返ったら見たことのない男が木によりかかり立っていた


『(伊達 政宗か…)』



蒼の袴を着こなすその姿に、右目の眼帯…

どう捉えても伊達 政宗だった



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