螺旋

□3話
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ナタクは商店街のようなところを歩いていた




『服、買った
後は食材かな』



片手いっぱいに袋を下げて歩いている



『あ、ここの野菜キレイ』



ご機嫌で野菜を選んでいく






男「お前に売るモノなんて此処にないんだよ!!




遠くから聞こえた声に振り向くと



怒鳴る男の前に
キレイな金色が見えた
太陽みたいにキラキラしたキレイな金色の髪の毛…



そのこの手にはカゴがあり
食材が入れてあった


“売ってもらえない”


それに気づいたナタク急いで買い物を済ませ
そっちに近づき
キレイな金色をしている男の子のカゴを柔らかい物腰で取り


店員に渡す



『これ、僕が買います。おいくらですか?』



男「……1250…」



『はい、

では、言わせていただきます。

こんな子供にお前は飯を食うなって言うのか?!
だからこの子はこんなに痩せてんだろうが馬鹿じゃないの!?

食うもん売らなきゃ餓死するだろう!!!!
餓死したらテメェが殺したことになるぞ

この子が何をした!
お前はこんな小さな子に手をあげて楽しいか!?

群れなきゃ何も出来ないグズが
テメェは人にいえる立場か!!?

人を罵る前に自分の馬鹿な行動に反省しろ!




…いくよ』





ナタクは言いたいことだけ言って男の子の手を取り足を進める





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