螺旋

□1話
1ページ/3ページ








目を覚ましたら

知らない部屋の中だった




『…ミナト…さん』




あの時呟いた名前は

知らない人の名前だった



でも、何となく



『あぁ、あの人の名前か…』






懐かしい響きだった




ふと机を見たら手紙があった








ナタクちゃんへ


此処は僕の家だよ

気楽に住んでくれて良いよ

お金も全部君のものだよ

服は自分で買ってね

他の日用品はあるからね



結界張ってるけど術式とかは

頭に入ってると思うよ


この世界は…解るよね

君が好きなNARUTOの世界だから

ナタクちゃん、死なないでね


波風 ミナト










『ありがとうございますッ
ミナトさん…』



その手紙に向かって
感謝をする




でも、死なないとは言えない

この世界じゃ特に…



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ