螺旋

□序章
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夢を見ている…


フワフワと浮遊感が体を取り巻く


暗闇から人影が現れる





君しか居ないんだ




顔が見えない中、

僕に話しかける




〔誰…?〕




僕の息子を助けて




〔息子を…?〕





青年の声が響く




そうだよ




〔…ふぅーん…〕



僕は敢えて、素っ気なく返事をする




助けてくれない?





〔…いいよ。〕




余りにも青年の声が悲しみに満ちていたから
そう返事をした







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