□タカラモノ:文□

□『白い空』【朔アキラ様作品】
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【白い空】


ああ、眩しい。
全く、厭な時期だ。
曇っている。
空が白い。

「あ、暑いんだけど」

突如としてヤコに抱き着いてみる。学校帰りのヤコは半袖の制服だ。
結果は、涼しくなるどころか、密着した所が更に暑くなるだけだった。

「…何?新手の嫌がらせ?」
「いや…涼しくなるかと思って」
「はぁ?アンタ熱で脳みそヤラレたんじゃ−−いだだだだ骨折れる!」

抱き着いたままで、抱きしめる力を込めてやった。

ああ、暑い。

「ったく。氷の柱でも抱いとけ!」
「よし、貴様は今から南極でも行ってこい。帰りはクール宅配便でな」
「だれが行くか!!」




fin.
――――――――――――――
朔アキラ様のサイトの2周年を記念した、
フリーSSをカッサラッテ参りましたっ!!

これだけ短いのに無理なくネウヤコ!
多分一生かかっても、九印にはこんな纏め方無理です…orz

しつこいようですが、『ああ、暑い』が大好きです!←朔様のとこでも言った。

アキラ様、有り難うございました!

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