やまない苛めに、あたしは「ごめんなさい」と繰り返す。それしか言えない。それでも、気持ちいいから「やめて」とは言えない。言ったとしても本音ではない。

 嫉妬する蔵馬。苛める蔵馬。嫌いじゃない。むしろ、この強いXXXで、彼の愛を確認する。



「少しキツすぎましたか」

 満足した彼は、優しくなる。声音も柔らかく、あたしを抱きしめる。






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