「───っ」



 抱え込んだ腰が揺れ、背中がのけぞる。彼女が声にならない声を漏らしたのがわかった。

 痺れるような感覚に、要はたまらず唇を離す。


「あ──、あッ」


 自由になった唇で、少女は熱い吐息と一緒に声を上げる。

 要は夢中で打ちつけた。混じり合った汗が、腹を滑る。







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