Mint 2

□Winter again
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「…ら、くす…――?」


「…っぁ、き、ら…?」



互いに驚きの表情のまま二人だけの時間が止まったかのように固まっていた。


「…ぉ、お久しぶり…ですわね。キラは、あれから元気に……していましたか?」


「ぇ…、ぁっ…ん。」


「…そ、うですか…」


ラクスから、会話をしてくれたのだが互いに久々に会ったのもあり、会話が弾まず、すぐに途切れてしまい気まずい雰囲気だった。
気まずさから二人とも互いの顔を見ないように、下に顔を向けてしまった。


「「…っぁ、あの…――」」



同時に声を出し、顔を上げると少し頬を赤く染めた二人が見つめ合っていた。


「…あ、いや、ラクスからどうぞ…」


はにかむように薄く笑いながらラクスの話を聞こうとしたキラだが、ラクスは首を振って「キラが先に話してください」と言って来た。少しの沈黙が続き、キラはラクスに気付かれないくらいに小さく息を吐くと言葉をラクスに向けた。



「あの、さ…夕飯まだなら、今から一緒にどう…かな…?
ぁっ、でもラクスには彼氏がいるし、彼氏と過ごすのに邪魔はしたくないから…ダメ、だよね…?」


途中、キラは前にアスランから聞いた事を思い出し、自分の言葉に呆れた。
最後に「ごめんね」と謝りながら頭を掻いた。そして、ラクスの顔を見るのは苦しくて顔を背けた。





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