台本A
□プロローグ
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ルーナ「Fairy Friend プロローグ『出発前日』」
女子1「ねぇ、ルーナ!とうとう明日からだねー!」
ルーナ「ふぇ!?えーと…何だっけ?」
女子2「えー?やだぁ!卒業試験だよぉ!」
ルーナ「あ、あはは。そうだっけ、ド忘れしてたー」
女子1「もうっ!こんな大切なこと忘れるなんて…のんきなんだからっ!」
ルーナ「そ、そうかな〜」
女子2「あはは、ルーナらしいなぁ。ね、ルーナはさ、どんな人が選ばれると思う?」
ルーナ「え?うーん…」
女子2「私はさー、女の人がいいなぁ。優しい人。人間界って怖そうだし、何かと頼れる人がいいなー。ね、ラティーは?」
ラティー「……はい?」
女子2「マスターのこと!どんな人がいいと思う?」
ラティー「そうですね…私は真面目な方ならそれで良いです」
女子1「はー、それはラティーらしい…」
ラティー「そうですか?まぁ、その妖精に合ってる方が選ばれる訳ですから、大丈夫だとは思いますが。」
女子2「私はちょっと心配だよー」
ローズ「今から心配したって仕方ありませんわよ」
ラティー「ローズさん」
.
ローズ「ま、私(わたくし)は何も心配なんてしていませんわ。どんな人間が選ばれようとも私には敵わないのだから」
女子1「敵わないって…」
ルーナ「…ルーナは…」
女子1「わっ!まだ考えてたの?」
ルーナ「ルーナは…男の子がいいなぁ…」
女子2「男の子ぉ!?」
ルーナ「うん!ルーナだけの王子様が現れるといいなぁ…」
ローズ「そんなの、いるわけありませんわよ。ルーナさんってお子様ですわね」
ラティー「いいんじゃないですか?ルーナさんらしくて《くすっ》」
ルーナ「あー、ラティーまでぇー!!」
ソート「……僕も……僕だけの人が……」
男子1「何言ってんだよー、ソート」
ソート「え?あ、いや、別に!?」
男子1「女って、夢みたいなこと言うよなー」
ソート「…いいんじゃないかな…可愛くて…」
男子1「何?お前、ルーナのこと?」
ソート「えっ?ち、違うよっ!」
男子1「ふぅ〜ん《ニヤニヤ》」
ソート「違うんだってばー!」
ウェス「………明日か……《ぽつりと呟き》」
ルーナ「こうして…運命の日はやってくる…」
第一話へ続く.....