絶望的最終幻想

□mission
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慌てて英雄様を追いかけると、キツい目つきはそのままに、ドSで鬼畜なセフィロスには似合わない弱々しい溜め息をつかれた。


うっわ、よくよく見たらコイツ…目の下にクマ出来てるじゃんっ



「オッサン何があったんだよ?クラがどうしたんだよ?オレが出来ることなら何でも相談乗るぜ?」



英雄様の異様な姿に、人の良いオレ様は任務で疲れていたのも忘れていた。

だって、クラは大事な友達だし…セフィロスだってムチャクチャな上司って言っても、昔から世話になってる友達…じゃん?



しばらく黙って思案してた英雄様は、もう一回溜め息をつくとオレに向き直り、いつも上司としての顔ではなく、気の知れたダチにしか見せない顔で話はじめた。



「…ザックス、頼みがある」




















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