絶望的最終幻想

□mission
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「んで?…なぁんで、オレをオッサン自らお出迎えしてくれちゃったわけ?」

「…お前を出迎えたわけじゃない」



スラリと地面に突き刺さった正宗を抜き取る銀髪の英雄様は、さも不愉快だと言わんばかりに鼻を鳴らして愛刀をサヤに収める。



いやぁ、美形だとやっぱ何しても様になるな!!

ってか、何その汚い物でも見るような目つきわっ!!
ヒドいっ!ザッくん泣いちゃうぞっ!!(シクシク)



「お前…クラウドを見なかったか?」

「シクシク……ん?クラ?」

「…ああ」



聞き慣れた名前に思わずセフィロスの顔を見たら、英雄様の眉間にシワがよってるのはいつものことながら、びっ…みょうにやつれてる感じがした。



クラウドは、オレの後輩でルームメイトで友達で、えーっと…まぁ、つい最近からこの目の前の英雄様の恋人になったやつなんだけど…。



「なになに?クラがなに?どうしたってのよ?」

「…見ていないなら、もうお前に用はない」



すっぱり言い切って長い銀髪を翻してどっかに行こうとするセフィロス…。

なによ…なんなんだよι



「ちょ、気になる単語残してどっか行くなよっ!」



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